うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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カトマンズの市街地でいいお店を見つけた。
そこはビルの屋上にあるレストラン。
料理が特別おいしいというわけでもないのだが、空気の汚い土地では
食事をする場所というのは、高所であればあるほどいい。

レストランに行く途中にある歩道橋周辺には
ラズベリーみたいに、きれいな赤い実を売っている人たちがいて
甘酸っぱい実を食べながら、ぶらぶら街歩きを楽しんだ。

それは、春の気配を感じ始めた3月9日。
イキナリのことだった。

朝食を食べにそのレストランへ行こうと歩いているうちに
周囲の店がほとんど閉まっていることに気がついた。
「どうしたんだろうね?」とそのまま歩き続けていると
少し先のビルの窓から、通行人めがけてバケツの水がひっくり返された。
「ホーリーだーーー!!!」

私たちはとっさにビルの陰に身を隠し、とにかく
そこから一番近いレストランを瞬時に探して一気になだれ込んだ。
「参ったね~。とうとうこの日がやって来たかー」
食事をしながら窓から外を眺めていると
日本人女性が頭から赤い水をかぶっているのが目に入った。
どうやってホテルに帰ろうかと考えた揚げ句
結局、曲がり角ごとに身を隠しながら走って帰ることにした。
忍者みたいに。

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ホテルに戻り、部屋の窓から再び外を眺めていると
あちらこちらの窓や屋上から、バケツやホースで赤い水をじゃんじゃんかけている。
外国人もいて、みんなやけに楽しそうだ。
でも、赤い染料はどう見ても石けんでは落ちそうになかったので
私たちはその日のすべての食事を、ホテルのレストランで済ませることに決めた。

それでも、ネパールのホーリーはぜんぜん甘い。
本来、ホーリーは春の訪れを祝う祭なのだから
もちろん、それでいいんだけれど。

実は私たちは、ここへ来るまで
〈いかにしてバラナシでホーリーにぶち当たらないようにするか〉
ということを軸に、うまく移動を繰り返してきたのだ。
インド旅行者のあいだでうわさに聞いていたホーリー。
それは、悪いどころか、最悪のうわさばかりが飛び交っていた。
特に、聖地バラナシでは死人が出るとか出ないとか…。

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*ちなみに、タイの水掛け祭りと似ているので、写真は2枚ともバンコクで撮影したものです

ある日本人旅行者は、初インドで到着直後にいきなりホーリーに出くわし
ものすごい人込みにもみくちゃにされ、上着は脱がされ
ネックレスはぶち切られ、リュックも無くなり
身ぐるみ剥がされて、なんとか宿を見つけて逃げ込んだら
「生きてただけ良かったじゃん!」と言われたそうだ。
ホーリー当日は、カーストも何もなく、無礼講だということで
普段気に入らないヤツがいたら「ホーリーで会おうぜ」と言ったりするくらい。
赤い水をかけ合うだけでなく、どさくさに紛れて殴られたり
貴重品をスラれたり…
まあ、婦女子のみなさんはそんな日は外出しない方が身の為。

とにかくバラナシから逃れて、カトマンズで迎えられたので一安心。
毎年きちんと日にちが決まっているわけではないので
旅の途中で出会った日本人も、そのことを気にしている人は多かった。
まったく・・・
インドの男たちはガタイがいいから、襲われたらたまったもんじゃない。
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ホーリー…、名前はかわいいのに
それは恐ろしい祭なんだね。
水かぶるだけならあきらるけど
怪我や盗難はごめんだね。

日本てほんと平和。

2006.11.16 12:14 URL | イカ69 #- [ 編集 ]

>イカ69 さま
現地でテレビを見ていたら、場所によっては
みんなで真っ赤っ赤になって
頭から掛けまくって楽しそうにしていた人たちもいました。
でも、荒くれ男もいるので要注意です!
痴漢もいっぱいだし~

2006.11.16 14:02 URL | チタリニ #- [ 編集 ]













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