うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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「日本に乞食はひとりもいない」らしい。
だから彼らは物乞いとは言えないのかもしれないが、私が子供の頃は、修行僧のような格好をしたひとが時々家の前にやってきてはお経みたいなものを唱え続け、お金をもらえるまでそこに立っていた。
ある程度はお金を渡していた母親だったが、続けて何人も来ると、とても困っている様子だった。

お金持ちなんてものが少ないこんな田舎に、どうして来るんだろうといつも思っていた。
「金持ちはお金を出さない」ということを知るようになるのはずっと後のことだ。

それくらいの体験しかない私が、海外に行っていきなり数多くの物乞いと対峙することになった。
はじめのうちは「どうしようかな~」なんて悩むだけ悩んで、結局は通り過ぎてばかりだったが、あまりにも普通に…こう言ってはなんだけど、まるで街の風景のひとつみたいにあちらこちらにいるものだから、ひとりひとりにお金を渡していたらこっちが破産してしまう。

手足が不自由なのか、ボロを身に纏い、ヒジを使って腹這いで進みながら、片手に小銭を入れてもらう為の空き缶を持つという凄まじい生き様を見せつけてくれる人もいるし、幼稚園児ほどの小さな女の子がひとりで、しかもほとんどパンツ一丁という姿で舗道の真ん中にぽつん…と座っていたりする。
たいていは、それを親が物陰から見はっているんだけれど。

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日本人にとっては〈施しを受ける〉ということを恥と感じる人もいるだろうし
「お金をあげたらかえって彼らの為に良くないのではないか?」
と考えてしまう人もいると思う。
それに比べて欧米人は、お金を入れている人も多いし、通り過ぎるときに食べかけのお菓子を渡したり、現地の人にしたって、近くで売っているフルーツを買って手渡している姿をよく見かけた。

彼らが持っている、その空き缶の中に初めてお金を入れたときは、私も少し勇気がいったものだ。
そんな機会を今まで与えられてこなかったのだから仕方がない。
赤い羽根共同募金だとか、足長募金とはまるっきし意味が違うのだ。

そのうち私とだんごさんはある取り決めをした。
それは、どのような物乞いだったらお金を入れるか、ということについて。
●障害者
●歌が上手い、バク転が出来るなど、心に響く芸を披露してくれたとき
●どこかしら「ぐっ…」ときた子供…等

長いあいだ様々な場所で研究した結果、相手はほとんどプロの〈物乞い〉なのだということが分かってきた。
あるインド人の物乞いの中には「乞食は世襲だ」と言い放った人もいると聞いた。
こうなってくると、ほとんど商売といってもいいではないか。
ボロボロで可愛そうな感じの子供を使って外国人に金をせびらせ、親は建物の影で見ているという演技にしたって、相手は金を稼ぐ為に本気でやっている。
真剣勝負ならば、騙された方が負けなのだ。
私たちみたいな貧乏旅行者からすれば、なけなしの金をめぐる「かけひき」なのだから、こちらも相応の覚悟で臨めばいいだけの話。
中には相当儲けて、帰り道にビールを飲んで帰る人もいるというが、それはそれであっさりと負けを認めたい。

DSCN0421.jpg

ある国で、日本人観光客が物乞いにお金を渡したのち、その男性が風俗店に入っていくのを目撃したので、追いかけていって金を取り戻してやったという話を聞いた。
物乞いは清貧でなくてはいけないということはないし、あげた金で何をしようがかまわないと思う。
それが許せない人というのは「善意を踏みにじられた」と思うのだろうか。
あとは誠意とか。
いやん。私のいちばん苦手な言葉だったりするな~

さっき、「zeni wo huminijirareta」
と打ち間違えて
「銭を踏みにじられた」と変換されたけど、本当のところはコレなんだろうな。
きっと。
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そこまでの物乞いっぷりを見せつけられたら
私も負けても良いと思う人には「どうぞ!」と
潔くお金を渡してもいいかもです(笑)
そこまでプロ根性を持っているのならば
日本の悪徳商売の方がよっぽどタチが悪いと思うし…
お金を渡す=善意ではないんですよね。
「恩を着せる」って言う言葉は実はとても日本人らしい
言葉なのかもしれませんねー。
情が深いとも言うのかなぁ…??

そうだ!本日人間の粉ミルクを試しに
あげてみたんですー♪
どのくらいあげていいのかわからなかったので
大さじ2杯ご飯に入れてみたのですが
二人は相変わらずガツガツと食べてました(笑)
体重増えると嬉しいです♪楽しみ~!

2007.04.21 22:07 URL | みぃ #- [ 編集 ]

>みぃ さま
相手が小さな子供だったりするとついついお金を渡してしまうんですけど
中にはいきなり近づいてきて「ちょうだい!」って感じで
手を出しながらず~っとつきまとってくる子なんかもいて
そういう時は子供相手にムッとしたりもしました。。。

日本人は情が深いなーって、私も思いますけど
外国でもすごくお世話になったり、心の温か~い人ともたくさん交流しました。
騙されたし、日本人だとバカにされたし、ムカツク人もいたし…
結局は人それぞれでしたねぇ・・・

うちも、粉ミルクを1日1回(大さじ1くらいかな?)あげてます!
量は、体重の増減を見ながら調節していけばいいと思いますよ。
時雨は8.5キロになってしまったので、ぷぅ&ベルちゃん共々
何とか持ち直して欲しいですね~
でも、最近うんちがすごく軽くなってきたので、ちゃんと消化してる気がします。

2007.04.22 21:29 URL | チタリニ #- [ 編集 ]

昔は、上野あたりで軍服を着て、
両足のないおじさんがハモニカを吹いたり、アコーディオン演奏したりして
しかも隣に野良犬とかいたりして
結構な人数が物乞いしていました。
子供ながらに「あのおじさん、可哀相…」と思っていましたけれど
「国から金貰ってるから、本当は困っていない」という事は
大人になってから知りました。

確かに、あげた後の金は、どう使われようが文句は言えないですね。
なので、私はほとんどお金は入れないほうです。
特に外国の観光地だと、一人に渡すとエライ騒ぎになって囲まれたりするので

物乞いよりモア小汚い格好で出歩くようにしています。

なんだか切ないわね、小銭の事で…。

2007.04.23 11:56 URL | ika69 #- [ 編集 ]

>IKA69 さま
そういえば、シオンも新宿のガード下のハモニカ吹きのことを唄ってます。
20年前くらいはまだまだいましたよね、新宿あたりにも。
上野ってところがミソですね。
地方から来た人の方が都会ズレした人より素朴だから…ということでしょうか?
銀座辺りじゃ金も集まりそうにないですもんね。

私たちも結局、そんなに何度もお金は入れませんでした。
それほど催促されたことも多くはないですし。
観光地は確かにエライ騒ぎになってますよね。
でも、日本のオバチャンとか欧米人の裕福そうな人とかもいっぱい来てるし
彼らもプロなので、金を出しそうな人をかぎ分ける臭覚はすごいでしょうから
上手く儲けてるんでしょうね。

>物乞いよりモア小汚い格好
これは得策ですね。ただ、肌が白いと〈にわかボロ〉だとバレてしまうので
日焼けしておけば、バッチリですね~

2007.04.24 22:55 URL | チタリニ #- [ 編集 ]













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