うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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バリはそこらじゅうに野良犬がいる。
本当にあたりまえに。
たとえ飼い犬であっても、リードでつながれている犬なんていないから
野良なのか何なのかよく分からないんだけれど。
ごはんはちゃんとあげているし、飼っているという自覚はあるようだが
触ったり、可愛がったりしているのを見たことが無い。
私が踊りを習っていたお宅にも、ビンディという名の一匹の白い犬がいた。
しかし、かなりの老犬らしく
ボケ始めているのか時々狂ったように吠えたり暴れたりしていた。
彼女には小学生と3歳の娘がいたので
もし犬が暴走して近づこうものなら、踊り子らしくキパス(扇子)でバシッと叩いた。

そして、私たちが借りていた一戸建てのコテージの
オーナー家にも一匹の飼い犬がいた。
犬が大好きな私たちは、見かけるとすぐに
「名前はなんていうの?」と聞いてみたが
「ない」と言う。

わたしたちが勝手に「ドギー」と呼んでいたら、いつのまにか
みんなも「ドギー」と呼んでいた。

やはり、特に触ったりしているのを見たこともなく、ごはんといえば飯ばかりの飯に
肉を煮た汁だけをかけたもの。
時々はチキンの骨。
食べ残した骨をみんな庭に放り投げるのだ。

ついこの間まで名前すらなかったドギーは、実はものすごい名犬だった。
いつもじいちゃんの側を離れず
じいちゃんが田んぼに行ってしまったのを見過ごした時なんて
地面に鼻をこすりつけて匂いを嗅ぎながら
後を追いかけていった。
そして、じいちゃんが農作業をしている間じゅう
ドギーは田んぼでバッタや蝶を追いかけて
噛みつくふりをしたり、そこらへんを走り回って遊んでいた。

ドギーはいつも自信に満ちあふれているように見えたし
いつもなにかに満足しているみたいだった。
とにかくじいちゃんと一緒にいられることが一番の幸せみたいだったし
じいちゃんはとても尊敬されていた。

近所のホテルで飼っていた、ジャイアンみたいなそのあたりのボス犬も
常にジャイアンに金魚の糞のように寄り添っていた、スネオみたいに媚び媚びの犬も
ドギーに対しては明らかに一目置いていた。

ドギーの名犬ぶりはというと、例えば
夜中にあやしい物音がすると1、2度吠える。
そうするとじいちゃんが懐中電灯を持って出てきて、辺りを照らす。
バリは泥棒が多いので、素晴らしい番犬ぶりだ。
しかも誰にでも、何にでも吠える、という訳ではなくて
普段は吠えているのを見たことがない。

一度匂いを嗅いでお客さんだと認識すると
夜遅くに帰ってきた私たちにいっぺん吠えたドギーに向かって
「オレだよオレ!」
とひとこと言えば、またすぐに丸まってじいちゃんの小屋の下で寝てしまう。

やっぱりじいちゃんがドギーを撫でているのは見たことがないし
私たちが通ろうとする道をドギーがふさいでいると
怒ったり、水をかけてどかしていた。
そしてドギーは素直に従っていた。

でも、普段は上がってはいけないと言われている私たちの
部屋の床に、ドギーはこっそり上がってきて
日陰を見つけては昼寝をしていた。
私たちは時々、買ってきたおかずのうち
苦手な豚の皮とか内臓をやっぱり、こっそりあげていた。

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▲名犬ドギーとだんごさん。後ろ姿のこの一枚しか撮ってなかったのが残念。
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すっかり、お話の中に、引きずり込まれてしまいました。名犬ドギーですね。
じいちゃんと、ドギーステキな関係だなぁと
考えてました。バリには、残念ながら行った事が、ありませんが、お友達の娘さんが、
ガブランの虜とのお話で、時々行かれるみたいで、とても興味がありました。。
また、覗かせて頂きますね~!
後姿綺麗ですーー。

2006.06.21 22:52 URL | チョコばぁ #- [ 編集 ]

すみません!↑のガブランの、話またしてしまいました。でもとても強烈なバリには、魅力が有るみたいですね。ブログのお話してみたいです。多分覗き見すると思いますが…
あんまり写真が綺麗で、話したくなっちゃいました★

2006.06.21 23:02 URL | チョコばぁ #- [ 編集 ]

>チョコばぁ さま
いつもありがとうございます! 
バリ人は、特にしつけなんて意識していないのに、自然と昔ながらの犬と人との関係が出来ているんですよね。
私もなんとかそこからヒントをもらえないかな、と思っています。
確かにそれ以外にも、音楽や祭りや、あと、ちょとした不思議体験もよく聞きますし、バリは色んな意味で魅惑の島です。ハマったら最後、一生通い続けることになってしまうかも? ですよ~。

2006.06.22 13:24 URL | チタリニ #- [ 編集 ]













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