うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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「ジャパニーズ?」
「イエス」
バンコクの古本屋で、ふいに肩を叩かれた。

彼はユダヤ人だという。
ユダヤ人の定義は難しいので、わたしにはうまく説明ができない。
いちばん確実なのは《ユダヤ人の母親から産まれた子供がユダヤ人》ということ。
詳しく知っている人がいたら教えて欲しいです。

「パレスチナという国は自分の心の中にある」と言うパレスチナ人もいるから、ユダヤ人だけの話ではないのかもしれないけれど。
今現在日本に暮らし国籍も日本人である私は、特に「自分は何人なのか」なんてことを意識して生活しなくても、考え続けなくても済む。

彼は私たちに一冊の日本のマンガ本を見せて
「これはどんな内容の本なのか」と聞いた。
答えようにも、ビニールでパックされていて中を見ることができない。
私たちはふたりともほとんどマンガを読まないし。
「分からない」と答えると
「何故このマークが表紙に書かれているんだ?」と言う。
見れば、表紙にはダビデの星が描かれている。
ああ、なるほど。そういうわけか。

どう見ても普通の少年向けコミックだったので、多分、カッコイイからとか、デザインとしてハマるからとか、そんな理由ではないかと想像できた。
だけど彼の雰囲気がかなり真面目な感じだったので、そのとおりに答えることは出来ず、やはり私たちは「ごめんなさい、わからない」と答えるしかなかった。

そういえば、旅行中はユダヤ人をあちこちでよく見かけた。
イスラエルでは、兵役が終わると世界旅行に出るというのが定番なのだと聞いたことがある。
男女ともにかなり多いといってよいし、諸外国に日本料理店があるように、ユダヤ料理店というのもけっこう多い。
わたしたちもレストランに入ってはじめて料理を食べたけれど、とても美味しかった。覚えているのは「Z」のつく料理名が多かったこと。
「ジファ」とか「ザファ」とか、そんなかんじ。
また食べたいなあ。
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ふとチタリニさんの日記をきっかけに、ユダヤ人の定義を検索してみると「国や時代によって異なる」とある。そのままナチスの話を読みました。私は今でも「シンドラーのリスト」という映画を見ることが出来ない。正確には直視出来ないのです。一度だけテレビで流れているのを見た、というよりはただただ眺めるのが精一杯でした。今も色々な事件が起こっているけど、私が生まれていない時代にも残酷な出来事が起こっていたのだ、と改めて考えました。おいしいお料理を温かいお家で食べる、ただこれだけの事がどれだけ幸せな事か…

2007.09.18 21:24 URL | みぃ #- [ 編集 ]

>みぃ さま
>>国や時代によって異なる
なんて。。なんか日本人とはずいぶん違うんですね。
私は「シンドラーのリスト」を文庫で読みました。
映像で観るのは、やっぱりキビシそうですね。
そういえば私たちも、海外でちょっとしたアジア人差別らしきことをされた経験もあるし、逆に、日本兵が悪さをしたという国で、現地のひとにすごく恐い目でじーーーーっと長い間、にらみつけられたこともあります。
あれにはちょっと、複雑な気持ちになりました。
どちらのことも、今でもなかなか忘れられません。
日本人って、ちょっと難しい立場ですよね。。
わたしも、今の自分の普通の幸せを、あらためて噛みしめたいと思います。

2007.09.19 17:10 URL | チタリニ #- [ 編集 ]

ユダヤ人の母親から生まれた人
というのが何にも代えがたい重みがある気がしますね
個人の歴史って誰でも母親から生まれてますから
日本は島国だしそれほど宗教も一般的にはさかんではないような感じなので
人種という意味では意識が薄くて仕方が無いと思います
便乗しますがシンドラーのリストは私も見ました
生まれる前の残酷な歴史として瞬きするのもいけないんじゃないかと思うほど
見逃さずに
ストーリー的にはユダヤ人を救った話ですが途中の虐殺場面は色々考えますね
日本人も戦争時代日本人以外にひどいことをしていたけれど
戦争時代に生まれていない私はその時そうなってしまう心情がわかりません
仕方がないでは済まないような事だけど軽々しく感想を言えなくなってしまうような壮絶なものが戦争だったんだろうと思い口をつぐんでしまいます
平和でごめんなさいと思うほどに
だから今
他国のご飯を食べられたり文化に触れてその時々の感想を持ったり考えたり
そういう事が『今』の歴史なんだろうなぁと思っています
難しい
日本で生れ育って日本ではなかなかわからない
根付いている人種の問題を感じたときにいつも思います

2007.09.19 17:19 URL | ミミヨ #- [ 編集 ]

>ミミヨ さま
「ユダヤ人の母」ということだけでなくても、母親って、重い存在ですよね。
犬にしても、母犬を見ればだいたい将来の体型が分かるって言いますし。

日本でも在日外国人のこととか「民族と血」の問題はありますよね。
日本人同士でも。
とある地方出身のビデオ監督が、俳優によく障害者を起用していることについて。
「高校生の時に非差別地区の女の子とつき合っていて、親に文句を言われた。それから、そういうのってなんか変だよなーって思うようになった」って言ってました。
私は関東以北の出身で、ほとんどそういう経験無いんですけど
中学のときの社会の先生が関西出身で「差別がたくさんある」と言ってました。
いつも日本人は、ドイツ人と同じような立場なのにその後の歩み方が違う
と言われるので、過去の現実ももっと直視しなくちゃいけないんでしょうね。
でも、原爆を落とされた体験もあるし、どこまでが本当にあった事件なのか。。
結局戦争というのは、まさに狂気の沙汰なのだと思ってしまいます。
この先、二度と狂気に走ることがなければいいと思いますが。
そういえば、東南アジアでタクシーに乗っていると、運転手さんが唐突に
「日本人と昔、いろいろあったよ」なんて言ってきて
非難されているのか、それとも他意があるのかが計り知れなくて
「そうですよね…」としか答えられないこともありました。
自分の言ったことが「日本人の総意」と受け取られたら大変…
と考えちゃうところもあります。
「日本人は自分も含めて嫌い」なんて思っていた頃もあったんですけど
今は、いろいろ見たあとで、日本人も日本語も日本の季節も好きと言えます。

2007.09.19 19:08 URL | チタリニ #- [ 編集 ]













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