うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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かなりハラハラさせられることがあって、しばらく落ち着かない日々を過ごしていた。だけどなんとかトンネルを抜け出せたみたい。

ことの発端は、時雨の鼻水だった。
いちおうフレンチブルドッグなので、特技が「鼻水飛ばし」だったりはする。
普段から鼻水は多めで、ことあるごとにプシュプシュ飛ばしてもいた。
だけどその日の鼻水は、いつものとはちょっと違っていたのだ。

朝、だんごさんのひざの上で甘える時雨の鼻孔から鼻水がぽとんと垂れた。そしてそれが「つーーっ」と床に落ちていくのを見た。
ティッシュで拭いてみるとほとんど水みたいに透明でさらさら。
あれ? いつもよりやけに量が多いよね。
もしかしたら風邪かもしれないから、今日の散歩は控えめにして、明日念のため病院に行ってみようか。
そんな話をしていた。

一日のおわりは特に変わったこともなく。ただ、相変わらず鼻水はいつもよりすこし多めに出ていた。やっぱりさらさらの水みたいに。晩ごはんはぜんぶ残さずしっかり食べた。食欲があるから大丈夫だろう、だけど念のため明日は…
なんてことを考えながら普段と同じくサークルで眠らせた。

明け方、奇妙な音で目が覚めた。音の正体は見なくてもわかる。時雨が激しく嘔吐しているのだ。すぐにだんごさんが起き上がってあと始末をする。
ふと時計を見ると5時を過ぎたばかり。
吐いた直後から「ケホッケホッ」と咳をし始めた。
だけどそれが本当に咳なのかがよく分からない。なにしろ時雨はいまだかつて咳をしたことがない。だから、咳のような、むせるような、しゃっくりのような、そのどれかなんだろうけれど、とにかく苦しそうなので私たちの布団の中に入れてあげた。
病院が開くのは9時からだ。
ケホケホしては吐いてしまうので、バスタオルを敷いて寝かせた。
しばらく背中や脇腹をさすっているうちにウトウトしはじめて、気が付けば咳のようなものもおさまっている。病院が開き次第すぐに行くことにして、それまではこのまま休ませることにした。
そのときはまだ、これはきっとしゃっくりだろうと思っていた。嘔吐した刺激で出ちゃったんだろう。しばらくすればおさまるものなのだろう、と。

もうすぐ9時になろうとする頃、出かける支度をはじめた。
時雨をそうっと起こしてみる。
私たちが身支度をしているすこしのあいだにも、咳き込んでは嘔吐、を何度も繰り返している。最後には出るものが無くなってしまってかなり苦しそう。

タオルをたくさん持って病院へ行き、きのうからの鼻水と嘔吐、咳のことを話す。
「何度も咳き込んでは吐くんです」だけど診察台の上の時雨はぜんぜん咳をしない。
緊張するとおさまるものらしい。
「なにか変なものを食べたのでなければ、風邪で胃腸がやられているのかもしれませんね」。うーん、思い出す限り誤飲の可能性はない。「ではまた明日も来てください」と言われる。
吐き気止めと抗生物質の注射を打たれ、皮下に点滴をされた。そして「24時間絶食と絶水してください。食べたり飲んだりした刺激でまた嘔吐しちゃいますから」と言われて大ショック。数日前にも検査のために絶食したばっかりなのに。
でも仕方がない。
結局、これで時雨の体重はまたしても激減。8キロ台まで落ちた。
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絶食後のさいしょの食事は葛ねりとつぶしたバナナを混ぜたもの

抗生物質を処方されたから大丈夫だとは思うけれど、できるだけ目を離さないで様子を見ることにした。嘔吐止めを注射されてからしばらくは、ウソみたいに咳がすっかり止まり、吐くこともなかった。だけど夜になって薬が切れたのか、咳き込んでは吐くということが何度かあった。
絶食しているから何も出ないのに、咳き込んでは黄色い胆汁を吐いている。その度にベッドから起き出してトイレの中に吐き出す。寝床を汚すのが嫌なのか。
私は朝までほとんど眠れず。だんごさんは仕事で朝まで眠らず。

咳を何回かしたあとに、つられるようにして嘔吐の仕草を見せる。その吐き出し方が、なにかが気管にひっかかってそれを絞り出そうとしているような感じに見える。
ただの嘔吐の様子とどうも違う気がする。
この頃から「単なる咳やしゃっくりじゃないよね?」と疑問を抱くようになった。
そして再び朝いちで病院へ行って相談することにした。

先生と話しているうちにたどり着いた答えはこうだ。
この咳はたぶん「謝嚥」によるものではないか。
「多分」なのは、レントゲンで肺を確認したわけではないから。
「レントゲン撮りますか?」という話も出たのだけれど、時雨はかなりのレントゲン嫌いで過去には必ず失禁しているほどだ。嘔吐と咳で体が衰弱していることも考えて、今回はやめることにした。先生も「みなし」で薬の処方をしてくれるという。
きのうの抗生物質と嘔吐止めの注射が効いていたのなら、誤嚥の可能性が高いと言われた。
いったいどうして、どこで、何を誤嚥したのか。
まず、鼻水がかなり出ていたことがある。きっと風邪をひいていたのだろう。そして胃腸がやられて嘔吐した。これは最初の朝方5時にあった嘔吐。
そのときに吐瀉物を謝嚥したのではないか。
確かに、あの嘔吐の直後から急に咳が始まった。
そして咳のあとには、何かが器官に引っかかっていて絞り出したいような、そんなくるしそうな仕草をみせる。
だとすると、今後厄介なのが「謝嚥性肺炎」ということになる。ご存知のとおり肺炎は、犬にとっては死に至る怖い病気だ。
基本的には抗生物質による内科的治療が中心になる。
幸い時雨は、嘔吐した数時間後から抗生物質の治療を開始しているので肺炎になることは無いとは思うけれど、念には念をいれて見ていなくちゃ。

この日もなかなか咳は止まらず、私は寝不足でフラフラ。
だけど時雨はもっと辛いんだろうし。それなのに、ご飯だけはしっかり全部食べるから、たぶん大丈夫だろうという気持ちはあった。
明日も咳が止まらなかったらまた病院に行こう。なんて思いながら、だんだん咳も嘔吐も少なくなっていった。どうやら抗生物質がバッチリ効いてくれたみたい。

ということで、今はほぼすっかり完治。
いやあ、よく頑張ったよ。時雨。アバラが出るまで痩せちゃったけど。
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今日の時雨はすっかり元気な笑顔。

そういえば、犬もひとも風邪のときの鼻水はおなじだった。治りかけのときには固まった、どろっとした鼻水が出るんだねえ。すっかり元気になってきた時雨は、私に向けていつものように噴射しようとして「プシュッ」と鼻息を出した。あおっぱなみたいなどろどろの固まりが鼻からどっさり出てきてかなり笑えた。だけどこれを見て「ああ、もう風邪もなおりかけなんだな」と思った。
ところが、その鼻水をまた吸い込もうとしていたから、慌てて服の袖で拭き取った。
せっかく治ってきたというのに、今度は鼻水を誤嚥、なんてことになったら目も当てられないもん。

そしてすべてが沈静化したあと、笑い事では済まされなかったのが大量の洗濯物。
その場では「こんな時のためにもパネルカーペットにしておいて良かった」と、心の中で思ったのもつかの間。結局そのカーペット12枚ほどとラグマット2枚の洗濯が私には残っていたんだよねえ。しかも手洗いで。


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心配でドキドキしながら読ませていただきました。
時雨ちゃん 辛かったですね。
そしてチタリニさんも だんごさんも・・・
うちのもみじも同じ様な症状になったことがあります。
そして同じ様に 最後にズルッっとしたあおっぱなが出て治りました。
最近・・・日中と比べ 朝晩は冷え込むので身体がついていかないですよね。
楽しそうにお散歩してる時雨ちゃん 嬉しそう♪
これからどんどん寒くなってきますが 元気に乗り切りましょうね~~
お洗濯が終わったら ご家族みんなでゆっくり眠ってくださ~い!!

2007.11.15 10:01 URL | おかか #8atgYaNk [ 編集 ]

>おかか さま
お気遣いありがとうございます!
とにかく咳がものすごくて、今回はさすがにビビりました。
いろんなことに気をつけているつもりだったのに、風邪を引かせてしまって
かわいそうなことをしたなあと反省しました。
でも、あおっぱなは結構笑えますよね。
「やっと治ったか~」という安堵感もあって、時雨の鼻の下を見ながら
ゲラゲラ笑ってしまいました。
だけど今みたいに、夜に急に冷え込む季節は要注意ですね~
夏が終わったと思ったら今度は寒さ対策と、ホントに手がかかります。
でも、手のかけがいもあるんですよね~~
この冬も楽しく元気に乗り切って行きたいと思います!
そういえば、いっきに洗濯ものを片付けたら
強くこすりすぎて指の指紋が無くなってしまいました(笑)。

2007.11.15 23:30 URL | チタリニ #- [ 編集 ]













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