うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
DSCN0471.jpg

マレーシアの一般的な食堂、Kedai kopi〈クダイコピ〉。
クダイ=店、コピ=コーヒー、で、要するに喫茶店。

そこは基本的にオープンエアな、飲み物を専門に出す店舗で
食品の持ち込みが可能。
近くの屋台で買ってきた焼きそばや弁当を持ってクダイコピに入り
飲み物を注文すれば、そこで食べることができる。
大きな〈クダイコピ〉には、たいてい何種類かの
食べ物屋台が並んでいるが、飲み物屋と食べ物屋は違う店なので
支払いは別々。
テーブルに着くと、まずは飲み物屋が注文を取りにやって来る。
ごはんは、自分の好きな店に並んで注文すればいい。

華人系のクダイコピに入れば、日本人の口に合うものがいっぱいあり
特にお勧めなのが〈モック〉と呼ばれる、豆の粉で作った
お肉もどきの食べ物。
マレーシアはイスラム教の国。豚肉はご法度。
だから、肉がいっさい使われていないベジタリアン向けのお店も多い。

DSCN0473.jpg

私たちがペナンでよく通っていたお店は、片腕の無いおじさんが
店先で占いをしている〈クダイコピ〉で、とにかく
何を食べても美味しかった。
お店に行って、おかずが何皿も並んだケースを前に
まずはごはんを頼みプレートに盛ってもらう。
おじさんやおばあちゃんだと
「若いヤツはいっぱい食え」という感じでたくさん盛ってくれるが
若い女の人が店番の時は、ケチっているのかいつも少なめだった。

だいたい昼12時を境に、その日出来たてのおかずが続々と
裏の厨房から運ばれてくる。
その中から気に入った物を指さしてごはんの上に乗せてもらう。
おかずは3品が定番。これがタイになるとなぜか2品。
ちなみに、スプーンとフォークで食べる。

DSCN0111.jpg

昼下がりにのんびりごはんをほおばっていると
テーブルの下でおこぼれを待っているのか、ノラ猫が近寄ってきて
じっとこちらを見つめている。
どうしようかと周りを見渡すと、おじいちゃん達がなんてことない感じで
肉の切れはしをポロッと下に落としている。
時々、せっかくあげたのに食べないヤツもいる。

いつももらっているから舌が肥えているのかもしれない。
もしかしたら、さわってもらいたかっただけなのかもしれない。

おじいちゃん達は皆、白いランニングに半ズボンで
なんだかのんびりしていて、空も青くて、とても暑くて。
私たちも、明日は何をしようとか、何かをしなければいけないとか
面倒なことを考える必要もなくて。

それはとても幸福で、豊かな人生に見えた。
スポンサーサイト












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://heyoka.blog68.fc2.com/tb.php/29-81371330

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。