うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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 再放送されていたTVドラマ版「アンフェア」を観た。実は一度、すべて観ているのだけれど、今回は以前とは違う感想を持った。
 
 裏切り者は誰か、というミステリーとしてもなかなか面白い内容。だけど別の見方をすれば、瑛太扮する犯罪被害者(この場合は、刑事が犯人を撃ったわけだから少し違うが)の友人が、その憎むべき相手(刑事役の篠原涼子)に復習目的で近づくが、彼女の人間性に触れて、最後には許すという話ともとれる。
 憎き相手にも愛する家族がいる。悩み苦しむこともあると気付いたのだ。
 だけど、もし自分が当事者(犯罪被害者)だったらどうだろう。
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 そんな流れで、森達也。ちょうど彼の新刊「死刑」を読んでいたところだった。だからこんな見方になったことは充分ありえる。いや、100%そうかな。これは私も以前から気になりつつも、なかなか答えが出せないでいる問題だ。いま誰かに「あなたは存置か廃止か」と質問されても答えられない。まだ答えは出ない。
 
 インタビューは、刑務官OBや犯罪被害者遺族、存置派ジャーナリストと廃止派議員。弁護士や元検事、教誨師、元死刑囚などに行われているので、多方面からの意見が聞ける。誰もが知っている事件の犯罪被害者遺族とのやりとりや、その犯人との面会の様子も。それから、多分、多くの人が誤解しているであろう現在の死刑執行の一部始終について、図入りで詳しく書かれている。
 
 最近、鳩山法相が4名の確定死刑囚の死刑執行を公表した。ニュースを見て「あれ?」と思った。前からこんな風に、どの事件の死刑囚か、映像付きで公表してたっけ? どうやら何かが少しずつ変わってきているようだ。
 
 来年5月から裁判員制度が始まる。年内(12月頃まで)には候補者に通知が来るという。裁判員裁判の対象事件は殺人、強盗致傷、現住建造物等放火、身代金目的誘拐、危険運転致死罪などの重大な犯罪だ。ということは、私も死刑か否かの意見を出さなければならなくなる可能性がある。
 最初に裁判員制度の話を聞いたとき、なんだかんだ言っても知識者のみが対象とばかり思っていた。私の元に来ることなんて、ぜったいに無いだろう。あり得ない。だけど、よくよく確認してみると選出は「くじ引き」と書いてある。そこでまずチェックしたのが辞退可能理由。見ると、私には該当する項目が無い。理由なき辞退は認められないみたい。

 もしもあなたや私が意見をし(意見を言えと書いてあった。少なくとも裁判官と共に量刑や、有罪か無罪かの話し合いをするのだ)、被告人に死刑判決が下ったとする。そんな重圧に耐えられるだろうか。私にはちょっと自信が無いな。

 ゴールデンウィーク中にも文化放送で、死刑執行の一部始終の音声を放送するという。ただし、録音されたのは1950年代に執行された事例のようだ。ちなみに私は聴きません。この本に詳細が書いてあったので、それで充分。

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2008.04.16 22:37 | 本とか作家とか仕事とか | トラックバック(-) | コメント(-) |
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