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うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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デリーでのゴタゴタは以前にも書いたが、実は他にもある。
今回の事件は、真剣に「もうダメか…」と思ったお話。
ある日の夕方7時頃。
夕食を食べ終え部屋でくつろいでいると、いきなり乱暴に
ドアがノックされた。
ホテルの従業員かとすぐにドアを開けると、目の前に
人相の悪い警官が二人立ちはだかっていた。
一瞬「やられたか?」とかなりビビったが、何もやましい
ことなどない身、そのまま部屋に招き入れる。

警官たちは室内を舐めるようにじーっと見たあと
トイレの中まで執拗にチェック。
その後、私たちを一瞥したあと立ち去っていったので
心底ホッとした。

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インドやタイであるという〈麻薬取り締まり〉という名のやらせ。
もしくはたかりと言うべきか…。
それにホテルぐるみではめられた、と一瞬思ったのだ。

聞くところによると、安宿に泊まっている
客の元を訪れ、麻薬所持のチェックを行うフリをして
警官自身が持ってきた麻薬を室内に隠し
「あったぞー」と、さもそこで見つけたような素振りをする。
もうそうなったらこちらの打つ手はないらしい。
いくら身に覚えが無いと言おうが、じたばたするだけ無駄。
なにしろ相手は警察という名の国家権力なのだ。

目的は、もちろん金の要求なのだから、そういう場合は
潔白だろうが何だろうが、賄賂を払うしかないらしい。
払わなければ、逮捕され留置所送りになってしまうことは否めない。
相手の言うがままに(多少の交渉は可らしい…)、出来るだけ早い段階で
払えという話だった。

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しかし本来は正当な(?)麻薬取り締まり業務。
実際にインドやタイ、マレーシア、シンガポールなどでは
取り締まりが非常に厳しく、量刑も10年以上はザラで死刑まである。
しかもタイとインドには、密告者に対する報奨金制度があるので
売人が警察に密告するというのはよくある話。
それ以前に、売人と警察がグルという場合だってある。

まったくやましいことが無いとはいえ、かなりドキドキの一瞬だった。

ちなみにインドでは、空港、軍事施設、港湾、橋など
撮影禁止の場所が多いので、知らずにパシャパシャやっていると
大変な目に遭うかもしれないのでご注意を。
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でも、ゴアなんかでは「どうぞご自由に」
って書いたドラム缶が置いてあって中には
大量の大麻が入ってたってよ(友人談)。
バングラッシーも有名だし。バラナシとかは
扱いも別格なのかな?
私はインドは観光旅行だったのでおかしなことにはならなかったけど、

ベトナムでは大麻をすすめられ、
マレーシアではシャブをすすめられ、
あやうく警官とグルの連中に騙されるところでした・・・

2006.07.19 04:49 URL | 8っ #- [ 編集 ]

>8つ さま
確かにゴアはすごくラフらしいね~。
トランス系の知りあいは、みんなゴアに行ってた。
でも環境がユルイがために、一日中ダラダラ過ごすだけになっちゃって、
お金が底を突くギリギリまで居着いちゃうんだって。
それで結局やってる事といえばハシシだけ…みたいな。
帰国してからのリハビリが大変だよね。

そういえば、今度書くけど、ネパールもバングラッシー天国で、
ホテルの人がサービスだと思って出してくるぐらいでした。

2006.07.19 11:11 URL | チタリニ #- [ 編集 ]













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