うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
 すこし前に佐野洋子さん(ex.100万回生きたねこ)の新作エッセイ「シズコさん/新潮社刊」を読んだ。
 見かけるとつい買ってしまうのが佐野さんの本の魔力。いえ魅力ですね。
 絵本作家だけあって、その表現や発想はとてもユニーク。そしてときどき、ものすごくドキッとする表現に出会うことがあるものだからやめられない。文章にしても絵にしても、上手いとか下手とかいう世界を超越している。ユニークであり、それ以上に自由なのだ。なにものにもとらわれないというのだろうか。
 人が世界を自由に表現するとき、あらわれた世界はその人の生き方そのものなのかもしれない。
 
 今回は何について書いたのだろうと思っていたら、お母さんのお話だった。
 認知症になってしまったお母さん。老人ホームに入ったお母さん。そしてずっと仲の悪かったお母さんのことを、最後には許すことができた佐野さん。

 この本によると、お母さんは、いちばん忘れたい人をいちばん最初に忘れたのだという。
 いったい。私がいちばん忘れたいことってなんだろう。晩ごはんのゴーヤーチャンプルをつくりながら考えることにした。
 私はあんまりスパムが得意じゃない。友達が「うちは魚肉ソーセージをいれてつくるよ」と言っていたのを思い出して初挑戦。見た目はかなりスパムっぽくなった。
P1020894.jpgP1020897.jpg
 時雨は私たちのごはん中だんごさんの腕にあごを乗せて離れない。どう見てもかなり食べ辛そう。私のところにはなぜだか寄りつかないのに。 
 
 それにしても魚肉ソーセージなんて何年ぶりだろう。子供の頃はよく食べていたような気がする。だけど、ここのところの物価高騰でけっこうお値段が張った。豚バラブロックの塩漬けにしたほうがよかったか、というくらい。なんだか、いつか、イワシとかアジとか秋刀魚のような日常的に食べる魚が高級品になる日がやって来る気がするね。
そんなことをだんごさんと話しながらゴーヤーチャンプルを食べた。
 ちなみに最後の味のまとめををナンプラーで調節したら、魚醤だけあって、魚肉ソーセージとの相性は抜群でした。
P1020891.jpg
 結局、食ったり飲んだりしているうちに「忘れたいヒトもモノもコトも、とくにない」というところに落ち着いた。
 そしてこのお方も、いつの間にかぐっすり。ここで。

スポンサーサイト
2008.07.02 23:26 | 本とか作家とか仕事とか | トラックバック(0) | コメント(-) |

トラックバックURL↓
http://heyoka.blog68.fc2.com/tb.php/355-fb27ef7d

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。