うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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 カミナリがなによりも嫌いだ。だからこの頃の天気にはほとほと参っている。
 昨日はだんごさんがタバコを吸いにベランダに出るなり「すごい夕焼けだよ」と叫んだ。急いでカーテンを開けるとあたり一面が真っ赤に染まっていた。空に向かってカメラを構えると、ちょうど遠くの空にカミナリが落ちていくところだった。遠ければまだマシ。だけど今日はかなり大きな音が近くで聞こえた。渋谷や板橋、田端あたりがひどかったらしい。だけど時雨はまったくの無反応。それどころか、私たちがカミナリ&停電談義に熱中していたせいでかなりのご立腹。最終的には拗ねてあちこちで穴を掘っていた。
 
 中学生の頃、同窓生に天才的な頭脳を持った少年がいた。どんなに難しい質問をしても必ず正解をくれるし、先生たちもが一目置くほどの優等生。だけどちょっと変わった雰囲気の男の子。見た目もしゃべり方もすべて。
 学期始めに校長先生が挨拶したとき、「こんにちは」ということばの由来について(だったかな?)先生が唐突に彼に質問をした。それにさえしっかり答えて賞賛の拍手を浴びていたのを思い出す。もはやあんたには、この世界で知らないことなんてないんじゃないの? 中学生の私はそう思ったものだ。
 彼とは同じ放送部員だった時期があり、ある日の放課後、「どうしてあんたはそんなに頭がいいの」と聞いてみた。すると彼は思わぬことを口走った。「昔は普通程度の頭だったんだけど、カミナリに打たれて意識を失って、気が付いたらこうなってたんだよ」。それはかなりの衝撃だった。まさに私の方がカミナリに打たれたみたいにね。
 
 そういえば同じく中学時代の友人に、とても可愛い女の子がいた。私とは小学校が違っていたから、中学ではじめて彼女を見たときは「可愛くて羨ましいな」と思った。可愛いくて目立っているせいで嫉妬されるのか、同じ小学校出身の女の子達何人かが私に同じことをささやいた。「あの子は昔はすごく太ってたんだよ。いつだったかインフルエンザにかかって高熱が出て2週間くらい学校を休んだんだ。そしたら、学校に出て来た時にはビックリするほど痩せて可愛くなってたんだよ」。
 
 なんとなく、このふたりって似ている。というか同じ体験をしているような気がする。臨死体験というのか。しかも思春期に。河合隼雄さん的に言うと、これは結構重要なことなんじゃないのかな。私の場合はただ単に海で溺れかけたとかそれくらい。大人になってからは交通事故に遭ったりしたけれど。
 というか、大人になった今、そんな体験はもう結構。
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2008.07.30 01:40 | どこにも属さないお話 | トラックバック(-) | コメント(-) |
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