うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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 あいにくの空模様だった日曜日。
 友達と、はとバスの「講談師と行く怪談ツアー」に参加した。大好きな夏だというのにだんごさんは仕事三昧、私は体調不良三昧で、たぶんこれが今夏のメインイベントということになるだろう(残りは高円寺阿波踊り)。
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 ただ、私にとってこれは、怪談というよりも神様ツアーというか、神に近い存在として祀られている方々をめぐるツアーという心持ちだった。
 ふだんからまったく信仰心のかけらも無いくせによく言うよって感じでしょうが、いわゆる宗教的な神様は信じていないけれど、子供の頃から自然を畏れる気持ちは強い方だった。だからこそバリが好きなわけだし。
 それに、歳のせいか、最近ようやく時代小説を読む面白さに目覚めて、もともと江戸庶民風俗にだけはやけに興味津々だったことも手伝って、古きを知りたくなったとでも言いましょうか。P1030120.jpg
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 そうして今回のツアーに参加してみて、いったい、常に畏怖されるものとしてだけの存在というのはなんなのだろうと考えることになった。
 果たして本人はそんなことを本当に望んでいるのだろうか。今も生きているような言い方したら悪いけれど。
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 すこし考えを改めよう。
 人やものごとを一方向からしか見ない、見ようとしないというのは、大切なものを見落としてしまう危険があるような気がする。だから今回、落としものを再び掌中にできてよかったのかもしれない。
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 そういえば、講談師の方に聞いた「将門おじさん」の話には心底驚いた。それによって考え方がすこし変わったし、新しい見方を提示してくれたといってもいい。
 今はもういなくなってしまったらしいが、去年までよくいた有名なおじさんで、毎日のように塚に現れ、コップ酒をそこで飲みながら「将門さんよぅ」と親しげに話しかけていたという。
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 ツアーは、ほとんど都心をめぐる旅といってもよかった。
 新宿や四谷、大手町。オフィス街のビルが建ち並ぶ隙間や閑静な住宅街にひっそりとそれらはあった。丁寧に磨き上げられた床板の匂いが、小学校の廊下を思い出させて懐かしかった。どの寺院も周囲を木々に囲まれて自然がいっぱい。
 東京ってこんなに緑が多いんだってことにも、案外気付かない人は多いのかもしれない。
 だけど実際都心から離れてみるとよく分かる。東京の緑が妙に恋しくなる。本当に東京は緑が多い。
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 夜の散歩中、木から落ちて仰向けに転がっているセミを見つけた。ああ死んじゃったんだ、と思って時雨が鼻を近づけたとたんにジージー騒ぎだして、おっかなびっくり大慌て。
 確か去年もこんなことがあった。毎年恒例の夏の終わりの風景。
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2008.08.20 23:32 | どこにも属さないお話 | トラックバック(-) | コメント(-) |
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