うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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私たちはその日の夕方、屋台でお粥を食べた。
どんぶりを持ってきてくれたのは確か、中年のおじさんだった、と思う。
途中まで食べ進んだ時、中身に白子か脳みそのようなものを
発見し、しかも若干生っぽかったので
少し申し訳ないと思いつつも私はそれらを残した。
すると、目の前にいただんごさんが
「これって痰(たん)だよね」と言って自分のどんぶりを見せた。
もうほとんど食べ尽くしたあとの、どんぶりの底にあったのは
紛れもなく痰だった(…にしか見えなかった)。

「間違って入っちゃったのかなー」などと、性善説を信じて
言ってみたりもしたが、どう転んでも
間違ってどんぶりに入るものとは思えない。
よそう前に必ずどんぶりを見るだろうし、夜だから見えにくいにしても
それ以前に、客用のどんぶりに痰を吐くだろうか?

出来れば考えたくはないことだが
もしかして、日本人だから嫌がらせをされたのだろうか?

事実、その都市は太平洋戦争の頃に日本軍が上陸し
悪行を尽くしたという話があり
《WAR MUSEUM「戦争博物館」》には様々な写真や拷問道具も飾ってあるようだ。
私たちはそこには行かなかったし、そこにあるもの全てが真実かどうかは
今となっては定かではないと思う。
しかし、そのような博物館が実際にあり
地元の小中学生が遠足に行くような場所になっているのだから
中には日本人に対してよく思っていない人がいてもおかしくはないと思っている。

外国にいると、時にはこんなことがある。

DSCN0081.jpg

そういえば、他の国でも、タクシーの運転手さんに
日本軍のことをちょっぴり言われたことがあった。

そんな時私たちは、特に卑屈になることもないと思っているので
相手が話してきた時は普通に思っているままを返す。
そして、外国で横柄に振る舞う必要もまったく無い。

件の都市でも、お粥のこと以外で嫌な目に遭ったことは無く
みんな優しかったし、cafeで物乞いにしつこくされた時に
お店の人が追い払ってくれたこともあった。
日本語を話すおじいさんと会話するのも楽しかった。ただ
「上等!」とか、兵隊さんが使うような言葉ばかりだったので
かなり複雑な思いがしたことも事実。

DSCN0084.jpg

結局真相は判らずじまいだったが
あらゆる背景も念頭に置きつつ、普段と同じように個人として
振る舞うしかないのだと思った。
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ん~~ん。。とても言いようの無い、経験をされましたね。読んでいて、そっかー!!
って、言ってしまいました…歴史無しには今も語れずですが、人間の心の中、善悪両方見え隠れですね。今、表立ってアクションで
表す事は、あまり無い文化に暮らしてると
かなり麻痺して、狭い世界しか見えてない自分にさえ気が付きません。他国ならではの感じ方、考え方あるんですね。解ってたつもりでも、体験してみるとまた、きっと違うのでしょうね。何時もそんな事感じさせてくれてありがたいです。でも、痰は、目の悪いばぁだったら、食べてしまうでしょう(-"-)

2006.07.18 16:01 URL | チョコばぁ #- [ 編集 ]

>チョコばぁ さま
数年間の海外生活の中で、私達が外国人に対して嫌な思いをしたのは、ほんの一握りです。
逆に信じられないほど横柄で傲慢な態度の日本人を見たことが、実は沢山あります。
それはたいてい、一人ではなく大勢でいる人達でした。
あれはホントにいたたまれないものがあるんですよ…。
でも「人のふり見て我がふり直せ」とも思うので、あまり人の事は言わないでおきます。

そういえば、バリではおかずが店先に飾られていて、それを選んで買ってくるので
いつもお店のおばさんの髪の毛や、アリやハエがごはんに入っていて
私も結構食べてましたよー。そのうち慣れましたけど。

2006.07.19 00:10 URL | チタリニ #- [ 編集 ]













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