うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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 翌日(アースガーデンの話は前回で終わりです、すみません)。
 アウターに《チャコバンド》をつけ(ひもは長く垂らして)、ライブ会場へ。
 この《チャコバンド》、本来は頭につけるもの。ひもを額にくるっと回して花が耳の上あたりに来るように装着する。さすがに四十路ともなるとちょっと恥ずかしい。でもめっちゃかわいい。んで、帽子につけたりコサージュとして使うつもりで購入。ロングヘアのちいさな女の子にも、きっと良く似合うと思うよ。私のは2300円也。
 
 行き先は、何ヶ月も前から心待ちにしていた「池畑祭り」。元ROOSTERSの池畑潤二さん50歳のバースデーを記念して、友人ミュージシャンたちが勢揃い。チバユウスケやベンジー、SION、Rock'n'roll Gypsies、石橋凌、ヒートウエイブなどなど。盛りだくさんで贅沢で、ほんとうに楽しい夜だった。
 もちろん私は、ステージ付近の最前線でノリノリでした。

 年末のこの時期になると、SIONがよく唄う「ガード下」。いまは「バス」の歌詞の一部を挿入しているよね。
 ステージ上でライトに照らされて唄っているSIONを見ながら、私は思い出していた。ああ、そういえばこの歌は、ちょうどいま私が頭を悩ませ考えている問題とリンクするんだなと。まったく。ライブ中くらいはこの視線の先だけに神経を集中させたいっていうのに。頭を空っぽにするのは本当にむずかしい。
 
 「ガード下」はかなり早くからライブでは唄っていたけれど、リリースまではかなりのタイムラグがあった。「街は今日も雨さ」や「今日もまんざらじゃなかった」も同じだったと思う。歌詞がレコ倫に引っかかったとか、そんなふうに聞いた。だから「ガード下」の歌詞は、以前はすこし違う表現だったよね?
 18歳の私は、世の中ってそういうものなのか、と悲憤慷慨していた。やがて大人になってから、レコ倫そのものに規制する権限があるわけではなく、本当のところはレコード会社の自主規制ということを知ったのだった。
 
 ここに一冊の本がある。森達也の「放送禁止歌」だ。同じタイトルのテレビドキュメンタリーをまず先に観た。久しぶりに何かを観て声を出して笑ったし、困惑したし、しみじみ感動した。その後同タイトルの書籍が出ていることを知り、さっそく取り寄せて読んだ。
 これが森さんの、作家としてのデビュー作らしい。意外なことにデーブ・スペクターが監修をつとめている。フジで放映されたドキュメンタリーを観て連絡をしてきたという。普段テレビ画面で見るあの調子からは想像出来ない調子で、日本や日本人に対してのするどい考察が描かれていて驚嘆した。
 
 ものごとに対していつも楽天的で、それをよく批判されると、講演会で森さん自身が話していた。実際わたしも思ったことがある。この人こんなに楽天的でいいのかな。どうしてここまで人間を信用できるのだろう。
 だけど実際に目の前で「あなたたち自身が行動を起こせば世の中を変えられるよ」なんて、あのひょうひょうとした口調でさらっと言われると、もしかしたらそうかもしれないな、と思ってしまう。
 やっぱり、考えるより実際に見て触れるのがいちばんの早道なのかな。
 
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2008.10.31 21:28 | 本とか作家とか仕事とか | トラックバック(-) | コメント(-) |
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