うしろすがたのしぐれてゆくか

愛するフレンチブルドッグと昨日と今日と明日と旅と。

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 たぶん、日本中が太陽に浮かされていたあの日。
 あたりには子どもが大勢いて、みんなが空を見上げて指差していた。見ると、そこにはしっかり欠けた太陽が。ほんの一瞬の雲の切れ間。子どもたちが騒いでいなかったら見逃していたくらいの短い時間。
 なんだか妙にテンションが上がっちゃったあの日、読んでいた本がこれ
 
 私がこういうことに興味があるのも、中学時代の社会科の先生の存在が大きい。
 たしか中学2年の新学期だった。大阪から転任してきてすぐの挨拶で先生は、「この中学校はとてもいい環境です。僕が今までいた学校は差別や暴力がとてもひどかった」と言ったのだ。その言葉に私は仰天した。
 小学生時代の私はとても落ち着きが無く、じっと黙っていたり座っていたりができない子どもで、けれども歴代の担任の先生にはベタベタに可愛がられ、無邪気で楽しい6年間を過ごすことができた。
 のどかな田舎ではあっても、その社会の中にいろいろな確執や疑念や嫌なものごとがあることは、子どもながらに感じてはいた。けれども気が付かないふりをしていたのだろう。たぶん。
 中学生になっても相変わらず猿の子みたいに落ち着きの無かった私が、ちょっとでも成長したとすれば、たぶんこの時からかもしれない。もう、見えないふりとか聞こえないふりをするのはやめようって。先生によって現実世界に引き戻されたというか。猿から人間へと進化をとげたというかね。

 そして、この社会科の先生については後日談がある。
 私が就職した会社で働き始めて数年が経過した頃、営業部から編集部に異動になった上司がいた。ワンフロアの社内だから、もちろん入社当初から知っている。だけど部署が違うために、彼は今まで私の履歴書を見たことがなかったらしい。ある日、編集部全員の履歴書を見ていた彼が私を呼んだ。
「○○さん(私のこと)の出身の△△中学校に、社会科でMって先生いなかった?」
「いましたよ。教えてもらってましたから」

 なんとM先生は、その上司の学生時代からの友人だというのだ。偶然って、ほんとにあるんだね。
 ところで、先生はいまでも先生をやっているんだろうか?
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2009.07.28 16:28 | 本とか作家とか仕事とか | トラックバック(-) | コメント(-) |
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